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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第243号 2007年1月8日
坂と用水のある街、金沢「鞍月用水(くらつきようすい)」、江戸時代の薬「あかざ」
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坂と用水のある街、金沢「鞍月用水(くらつきようすい)」
「鞍月用水(くらつきようすい)」
江戸時代にできた鞍月用水は石組の石垣で囲まれてできていた。
これが開発が進むにつれ埋められて暗渠になったりしてしまった。
西念町の北部にある念法寺周辺で開渠となった用水は北上し、南新保、直江、近岡、戸水、御供田などを流れさらに北上する。
江戸時代の薬「あかざ」
「あかざ」
あかざは荒地や道端に自生するアカザ科の一年草である。
茎は直立していて大きいものは一メートルを越す。
栄養価はホウレンソウを凌ぐといわれる。
ロイシン、ベタインなどを含み鎮痛、健胃の目的で利用される。
喉の痛みや喘息、動脈硬化の予防には煎じるとよい。
生葉は揉んで汁を出し、丸めた脱脂綿に浸して、これを痛む歯でかんでいると痛みが楽になる。
あかざは秋になると木質化し強くなるので、老人の杖としても利用され、中風にいいという言い伝えがある。
江戸時代の人達はみんな本草学者だったかもいれない。
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