中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第241号 2006年12月18日
坂と用水のある街、金沢「鞍月用水(くらつきようすい)」、薬湯の利用の仕方「タイム湯」
--------------------------------------------------------------------------------
坂と用水のある街、金沢「鞍月用水(くらつきようすい)」
「鞍月用水(くらつきようすい)」
この鞍月用水は駅西地区一帯の穀倉地帯を潤す農業用水であり、デンプン工場などの工業用水としても利用された。
現在では再開発と住居地や工場、商業地の拡充などにより、殆どが暗渠化されており、再び用水としての姿をみせるのはかなり下流になってからである。
薬湯の利用の仕方「タイム湯」
「タイム湯」
タイムは十〜三十センチの高さになる地中海沿岸地方原産のシソ科の常緑小低木で、和名はタチジャコウソウという。
タイムにはオレンジ、マツ、レモンの香りをもつものの他いろいろな品種がある。
葉をマリネやソース類、シチュー、スープ類の香辛料として使う。
数種の精油成分が含まれていて興奮作用、殺菌作用に優れ、神経衰弱、ノイローゼの治療や風邪、気管支炎などにも使われる。
この薬湯で入浴すれば気分が落ち込んだときの精神回復や精神の高揚に効果がある。
夏に花をつけた枝先を採って天日で乾燥し、刻んでおく。
一回分として二つかみを袋に入れ、湯にひたして十五〜二十分蒸らし、その汁と袋を風呂に入れ、よく混ぜてから入浴する。
(発行者)中屋彦十郎薬舗(株) 中屋彦十郎 石川県金沢市片町1丁目1−29
掲載された記事を無断で転載することは禁じます。
©2001 - 中屋彦十郎薬舗株式会社 All rights Reserved.
プライバシー保護方針 特定商取引法に基づく表記
本社・薬局/通信販売
〒920−0981 石川県金沢市片町1丁目1-29 TEL 076-231-1301/FAX 076-231-1306
工場
〒921−8117 石川県金沢市緑が丘21-9 TEL 076-245-3366
|