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「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第224号 2006年8月21日
薬酒の楽しみ方「アマドコロ酒(いずい酒)」、江戸時代の薬「花梨(かりん)」
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薬酒の楽しみ方「アマドコロ酒(いずい酒)」
アマドコロの乾燥根茎百グラム、焼酎七百二十ml、氷砂糖 百六十グラムを用意する。
アマドコロの刻みを広口の壜に 入れて冷暗所で六ヶ月保存後、ふきんで漉す。
一日二十〜三十mlを限度として三回に分けて飲む。
老化防止、強精、美肌に良い。
江戸時代の薬「花梨(かりん)」
カリンは砂糖漬けにしたり、蜂蜜漬けにしたり、薬酒にしたりして利用する。
カリンはバラ科の落葉高木で高さは八メートル位になる。
薬用には十月頃、落葉して樹上に残った成熟果実を採り、縦に割って乾燥したものを使う。
生薬名を和木瓜(わもっか)と呼ぶ。木瓜の成熟果実を乾燥したものを利用している。
鎮痛、鎮咳、利水薬として使用された。カリンの香気成分が黄色ブドウ球菌に対してかなり強い殺菌作用があるという報告もある。
カリンの絞り汁に生姜のおろしたのを加え水あめで練って作った家庭薬もあり、咳止めや痰きりに利用された。
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