中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第222号 2006年8月7日
薬茶の楽しみ方(柿の葉茶)、薬酒の楽しみ方(牛膝酒(ごしつしゅ))
--------------------------------------------------------------------------------
薬茶の楽しみ方(柿の葉茶)
「柿の葉茶」
作り方
一、鍋にお湯をわかし、セイロをのせて温める。
二、せいろに柿の葉を入れて一分半ほど蒸す。
三、蓋をとってうちわで約三十秒あおぎ、葉にたまった水滴を蒸発させる。
これはビタミンCが水滴にとけて落下するのを防ぐため。
四、さらに一分半蒸す。
五、竹製のザルにあけ、日陰で干す。
柿の葉にはビタミンCが含まれているが、ほうれんそうの十倍、レモンの二十倍といわれている。
しかもこのビタミンCは熱に強いプロビタミンAである。
お茶として飲んでも壊れにくい。
緑茶もビタミンCは豊富といわれるが、柿の葉茶は何とその二十三倍も含まれているのである。
葉の重量の一パーセントはこのビタミンCである。
ビタミンCはタバコ飲みには欠かせない、喫煙者は一本につき二十五ミリのビタミンCが消費される。
風邪の予防や引いたときにもこのお茶を飲むと良い。
また、ルチンやクエルセチンも含まれているため血圧降下作用があり、血圧の高い人は常用すれば大変良い。
アトピー体質の人も愛用されたらいかがだろうか。
薬酒の楽しみ方(牛膝酒(ごしつしゅ))
牛膝酒(ごしつしゅ)
イノコヅチの根はおけつを治すのに効果がある。
牛膝の刻みに焼酎をふりかけ、混ぜ合わせ三十分ほど蒸す。
それを袋に入れて冷まし、次に、これを焼酎に漬けて密封し、半月ほど置く。
毎日服用すれば、筋骨が丈夫になる。
口のなかにできものや口内炎になりやすい人はこれを口に含んで転がすと良い。
(発行者)中屋彦十郎薬舗(株) 中屋彦十郎 石川県金沢市片町1丁目1−29
掲載された記事を無断で転載することは禁じます。
©2001 - 中屋彦十郎薬舗株式会社 All rights Reserved.
プライバシー保護方針 特定商取引法に基づく表記
本社・薬局/通信販売
〒920−0981 石川県金沢市片町1丁目1-29 TEL 076-231-1301/FAX 076-231-1306
工場
〒921−8117 石川県金沢市緑が丘21-9 TEL 076-245-3366
|