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「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第220号 2006年7月24日
薬用茶の作り方(天門冬茶(てんもんどうちゃ))、薬湯の楽しみ方(えんじゅ湯)
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薬用茶の作り方(天門冬茶(てんもんどうちゃ))
「天門冬茶(てんもんどうちゃ)」
天門冬百五十グラムを土鍋に入れ、三カップの水を加えて、 水分が半量になるまで煎じ、黒砂糖を加えて、再び沸騰させ る。
温かいうちに飲む。
陰虚、陰精などによい。
滋養、血液の補充の効果がある。
薬湯の楽しみ方(えんじゅ湯)
「えんじゅ湯」
エンジュは高さ十五〜二十メートルになる中国大陸原産のマメ 科の落葉高木で、日本には古くに薬木として輸入され、現在 では、公園、街路樹、庭などに植えられるほか、山野に野生
化している。
エンジュの花の蕾は槐花、果実を槐角、葉を 槐葉と呼んでいる。
主として止血薬として利用されていた。
主成分はルチン、トリテルペン、カンフェロールなどが含ま れている。
エンジュの湯に入浴すると、切り傷、擦り傷を はじめ痔疾、ニキビの効がある。
一回分二つかみを鍋に入れ、水から火にかけて、その煮汁を 漉しとって、風呂に入れ良くかき混ぜて入浴する。
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