中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第214号 2006年6月12日
薬湯の楽しみ方(トウヒ湯)、強精粥の楽しみ方(いずい強精不老粥)
--------------------------------------------------------------------------------
薬湯の楽しみ方(トウヒ湯)
「トウヒ湯」
トウヒは幹の直径一.三メートル、高さ四十メートル近くに なる常緑針葉高木である。
北関東から紀伊半島にかけての 本州中央部の山地に分布し、建材としても使われる。
このトウヒには精油、樹脂、ビタミンCが含まれモミと同じ ように血行促進の働きがあるから、せきや痰を鎮めたり、 のどの痛みを和らげるなど風邪の初期症状に効果を発揮する
ほか、体を芯からあたため、リュウマチや神経痛、腰痛、痛風 などの痛みをやわらげたり、肩こり、打身、ねんざにに効果 がある。
強精粥の楽しみ方(いずい強精不老粥)
「いずい強精不老粥」
いずい五グラムを細かく刻んで、粗い目の布の袋に入れ、紅茶 カップ半量の米と共に粥に仕上げる。又はイズイを一時間 ばかり水に浸しておき、柔らかくなったらその水も入れて粥
に仕上げる。
これに生姜を薄く切って三、四片入れて煮上げると風味も 効果も倍増する。
他の生薬を添加したいときは当帰五グラムを 薄く刻んで共に煮上げると、強精、回春、不老粥となる。
(発行者)中屋彦十郎薬舗(株) 中屋彦十郎 石川県金沢市片町1丁目1−29
掲載された記事を無断で転載することは禁じます。
©2001 - 中屋彦十郎薬舗株式会社 All rights Reserved.
プライバシー保護方針 特定商取引法に基づく表記
本社・薬局/通信販売
〒920−0981 石川県金沢市片町1丁目1-29 TEL 076-231-1301/FAX 076-231-1306
工場
〒921−8117 石川県金沢市緑が丘21-9 TEL 076-245-3366
|