中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第205号 2006年4月10日
薬湯の利用方法(ラベンダー)、江戸時代の薬(竹)
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ラベンダー
「ラベンダー湯」
ラベンダーは五十?百センチの高さになる地中海沿岸地方原産 のシソ科の常緑小低木で、世界各地で栽培されており、日本 でも北海道を中心に各地で栽培されている。
イングリッシュ種、フレンチ種、フレンジド種、ラナータ種 など二十を超える品種があるが、特にイングリッシュ種と フレンチ種が優れているといわれる。
ラベンダーの主成分は酢酸リナロール、フルフロール、ピネン などで、この薬湯に入浴するとリュウマチ、神経痛、筋肉痛、生理通、うちみ、外傷、湿疹、ニキビなどの皮膚病などのほか、
気管支炎、不眠症、ストレス解消にも有効だ。
江戸時代の薬(竹)
「竹」
竹は薬用にも使われるが、江戸時代から竹の葉に包んだ羊羹、 寿司、牛肉、笹の葉を使う蒲鉾、団子などに広く使われて きた。
笹の葉には安息香酸、ビタミンK、クロロフィルなどを 含むから腐敗防止作用がある。
竹や笹は日本の伝統文化を支えるものとして、笊(ざる)、 すだれ、竹馬、行李、団扇などの用途に幅広く利用されて きた。
竹はイネ科の多年生木本として百種以上の品種がある。
食用としては孟宗竹、真竹、観賞用の黒竹、業平竹、淡竹 など十種類位栽培されている。
(発行者)中屋彦十郎薬舗(株) 中屋彦十郎 石川県金沢市片町1丁目1−29
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