中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第204号 2006年4月5日
薬湯の利用方法(ローズマリー)、薬酒の楽しみ方(千振(せんぶり))
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ローズマリー
ローズマリーは地中海沿岸地方原産のシソ科の多年生常緑小低木で、和名ではマンネンロウと呼んでいる。
江戸時代に移入され、ハーブ愛好家の間で広まっている。
主として葉と花を料理の彩りや香りずけに利用するほか、 化粧水や洗髪剤に利用する。
ボルネオール、カンフェン、ピネン、シネオールなどの 精油成分を含み、この薬湯に入浴すると、血行が促進され て温熱効果が高まり、リュウマチ、神経痛、関節痛、筋肉痛
のほか、風邪の諸症状、ぜんそく、神経衰弱に効果がある。
薬酒の楽しみ方
「千振(せんぶり)」
江戸時代、生薬を布の袋に入れて、熱湯のなかで振り動かして 煎じ薬とした方法もあった。
この方法で千回振ってもまだ苦味が残るというので、千振の 名がある。
誰もが知っている薬草であるが、中国から渡来 したものでなく、日本独自のもので「当薬」という生薬名で 知られる。
センブリは北海道から九州の各地に自生するリンドウ科の 二年草である。
苦味配糖体としてキサントン誘導体、トリテルペン、 フラボノイドが確認されている。
江戸時代以来、苦味健胃剤として広く用いられている。
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