中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第2号 2002年4月15日
不老不死の薬はないのか
不老不死の薬はないのか
万里の長城を築いたことで有名な秦の始皇帝は部下の徐福に不老不死の薬を探求 させました。
徐福は海を渡って日本にまで足をのばし、探しあぐねたすえ見つけたものは霊芝(れいし)だと言われています。
霊芝は古木の根にはえてくるもので、マンネンタケ とも呼ばれ高貴薬としても知られています。
霊芝から抽出された成分は抗ガン剤とし て認可され利用されています。
免疫力をたかめ病気に打ち勝つ力を発揮すると言われて います。
「始皇帝」は権力と財宝を持ち栄耀栄華を極めましたが自らの命を長生きさせる ために色々と漢方薬を飲まれたといわれています。
人参鹿茸酒(当店に原料はあります) 、八味地黄丸をのみいつまでも若々しく生活したと言われています。
漢方医学はすでに漢の時代には完成したといわれ4,000年の歴史があるわけです。
日本へは五世紀ころ朝鮮を経由して渡来しました。
その後遣隋使、遣唐使を通じ導入 されましたが医学として確立したのは江戸時代になってからといわれ蘭方に対し漢方といわれたわけです。
この日本の漢方の中心をなすのは「傷寒論」という古代漢民族 の経験をまとめた医学書です。
おもに急性の病い、熱性病が中心になっています。
その後、金、元の時代に確立した医学を後世派とよび区別しています。
たくさんの漢方薬を配合した製剤を駆使するのが特徴です。
漢の時代に確立した古方派の代表的処方が「葛根湯」です。
後世派の王者は精力剤 の「至宝三鞭丸」でしょう。
39種類の漢方薬が配合され三種の動物の一物や睾丸も配合されています。
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