中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第197号 2006年2月13日
薬湯の利用方法(ニワトコ湯)、薬酒の楽しみ方(けつ実酒)
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ニワトコ湯
「ニワトコ湯」
ニワトコは高さ三〜六メートルになるスイカズラ科の落葉 小高木で、全国の山野に広く自生するほか、庭木としても 植えられます。
外科手術が発達していなかった頃、このニワトコの黒焼きを 骨折治療に用いたところから、漢方ではその茎を「接骨木」 と呼び、鎮痛、消炎、利尿に利用してきた。
ニワトコにはトリテルペンが含まれ、この薬湯に入浴すると 関節炎、関節痛、うちみ、ねんざの治療に使う。
一回分として三百?三百五十グラムを袋に入れ熱湯をかけて 二十分ほどむらし、この液と袋の両方を風呂に入れよく かき混ぜて入浴する。
薬酒の楽しみ方
「けつ実酒」
けつ実一五グラム、甘味料二百グラム、焼酎一リットル けつ実はたたき砕いて用いる。
以上を壜に入れて一ヶ月ほど貯蔵すると無味、無臭、無刺激 のきわめて温和な飲み良い薬酒ができる。
古くから強精効果の実証された薬酒である。
滋養強壮にも良いから家族全員でも飲める。
複方酒として、蓮肉五十グラム、けつ実五十グラムで作って も良い。
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