中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第196号 2006年2月6日
薬湯の利用方法(山椒湯(さんしょう)湯)、坂と用水のある街、金沢(甚右衛門坂)
--------------------------------------------------------------------------------
山椒湯(さんしょう)湯
「山椒湯(さんしょう)湯」
山椒は高さ二〜五メートルになるミカン科サンショウ属の 落葉低木で、全国の平地から山地まで広く自生する。
この山椒の葉や茎、種子を薬湯に利用する。
特有の香りがあるが、これはシトロネラールやジペンテン、 ゲラニオールなどの精油成分のせいである。
神経痛、リュウマチ、痛風、頭痛、疲労回復、安眠の効果 がある。
一回の使用量は手で一つかみで布袋に入れ、あら かじめお湯で煮出しておく。
この汁と袋をお風呂に入れる。
肌の弱い人は使わないほうが良い。
坂と用水のある街、金沢
「甚右衛門坂」
前田利家が金沢城に入城する以前は、この城は尾山御坊といって 一向宗徒の拠点だった。
この百姓の持ちたる国を攻め立てたのは 同じ信長配下の佐久間盛政だった。
天正8年(1580年)この坂 の上を守っていたのは真宗本願寺派の平野甚右衛門である。
甚右衛門はこの坂で壮絶な討ち死に遂げた。
利家が入城してから この坂をどう呼び鳴らしたかはともかく、庶民はいつしかこの坂 を甚右衛門坂と呼ぶようになった。
(発行者)中屋彦十郎薬舗(株) 中屋彦十郎 石川県金沢市片町1丁目1−29
掲載された記事を無断で転載することは禁じます。
©2001 - 中屋彦十郎薬舗株式会社 All rights Reserved.
プライバシー保護方針 特定商取引法に基づく表記
本社・薬局/通信販売
〒920−0981 石川県金沢市片町1丁目1-29 TEL 076-231-1301/FAX 076-231-1306
工場
〒921−8117 石川県金沢市緑が丘21-9 TEL 076-245-3366
|