中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第167号 2005年7月11日
江戸時代の薬(辛夷(しんい))、薬酒の楽しみかた(蛇しょう酒)
--------------------------------------------------------------------------------
辛夷(しんい)
「辛夷(しんい)」
昔から農家の庭先には辛夷が植えられ、花時には一つの田園 風景となっていた。
果実を煎じた汁は黒色の染料となり、 草木染めにはかかせない。
江戸時代には漢方の処方として開花直前の莟(つぼみ)を用いた。
生薬名を辛夷(しんい)という。
鼻つまり、頭痛、鼻炎などに煎じて用いられてきた。
主成分はシトラール、シネオール、オイゲノールなど、 アルカロイドとしてコクラウリンなど、パルミチン酸などが 含まれている。
薬酒の楽しみかた(蛇しょう酒)
「蛇しょう酒」
蛇しょう子百グラム、甘味料二百グラム、焼酎一リットル。
以上を壜に詰め、およそ一ヶ月貯蔵すると強精酒として 男女いずれにも向く酒ができる。
(発行者)中屋彦十郎薬舗(株) 中屋彦十郎 石川県金沢市片町1丁目1−29
掲載された記事を無断で転載することは禁じます。
©2001 - 中屋彦十郎薬舗株式会社 All rights Reserved.
プライバシー保護方針 特定商取引法に基づく表記
本社・薬局/通信販売
〒920−0981 石川県金沢市片町1丁目1-29 TEL 076-231-1301/FAX 076-231-1306
工場
〒921−8117 石川県金沢市緑が丘21-9 TEL 076-245-3366
|