中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第165号 2005年6月27日
江戸時代の薬(梅(うめ))、薬酒の楽しみかた(地骨皮酒(じこっぴしゅ))
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梅(うめ)
「梅(うめ)」
梅の実には三毒を断つという、食・血・水の三毒を清掃する 物質として江戸期以前より庶民に利用されてきた。
食中毒・日射病・水あたりに効くというので、紫蘇葉で 色つけして江戸期には広く全国に広まった。
また、良質の有機酸を多く含んでいるから、胃や腸では酸性 反応を示して病原菌を殺す。
しかし、腸から吸収されて血液 中に入るまでにアルカリ性に変化して血液のアルカリ性を 高める。
中国の古典には回虫駆除、解熱、鎮咳に効果あるとして 烏梅丹の処方がある。
梅の花も伝承薬には利用されてきた。
薬酒の楽しみかた(地骨皮酒(じこっぴしゅ))
「地骨皮酒(じこっぴしゅ)」
地骨皮の細かく刻んだもの百グラム、甘味料二百グラム 焼酎一リットル、以上を壜につめ一ヶ月ほど貯蔵する。
布で漉して粕はすてる。地黄、菊花を加えて複方酒として 使うのも良い。
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