中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第151号 2005年3月22日
江戸時代の薬(頭痛)、薬酒の楽しみかた(蛇称酒(じゃしょうしゅ))
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「頭痛」
「頭痛」には大根の絞り汁を鼻の穴へ注ぐと良い。
あるいは、焼酎を熱く沸かし、手ぬぐいをひたして たびたび蒸すといいというのである。
風邪ぎみの頭痛には薄荷の葉を三枚づつ噛むといいという のである。
頭のてっぺんに灸をすえたり、こめかみや額に梅干をはりつ けるといいというのもある。
これは昔やったことがあるような気がする。
めまいは低血圧や高血圧でもおこるが、梔子(くちなし) を黒焼きにして、白湯にて用いる。蝉のぬけがらをあぶり、粉末にして一匁づつ暖め、酒と一緒に飲むというもある。
卒倒や気絶には韮の絞り汁と童子の小便をまぜて飲ます といい。
鶏の鶏冠(トサカ)の血がいいというのもある。
薬酒の楽しみかた(蛇称酒(じゃしょうしゅ))
「蛇称酒(じゃしょうしゅ)」
蛇称子百グラム、甘味料二百グラム、焼酎一リットルを 壜につめ、およそ一ヶ月ほど経過すると特有の香りの 薬酒ができる。
男女ともに良い精力剤なので、ご夫婦で飲まれたらいかが でしょうか。
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