中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第150号 2005年3月14日
江戸時代の薬(芍薬甘草湯)、薬酒の楽しみかた(せんきゅう酒)
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「芍薬甘草湯」
「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」
腹部に発作性の激痛をおこす症状を癪(しゃく)といった。
今風にいえば、胆石症、急性膵炎、胃・十二指腸炎などが 考えられる。
当時は鎮痛剤はないのだから、痛むところを 抑えて痛みをやわらげるしかなかった。
「芹を塩にてもみ、汁を煎じ用うべし。」
「米ぬかにまさる 薬なし」
「鯉の生肝は陰干しにし、白湯にて飲めば即効性 がある」
「芍薬甘草湯」はれっきとした漢方処方である。
これらもよく使われた。
薬酒の楽しみかた(せんきゅう酒)
「せんきゅう酒」
せんきゅうの細かく刻んだもの百グラム、甘味料二百 グラム焼酎一リットルを壜に詰めて二十間貯蔵する。
(発行者)中屋彦十郎薬舗(株) 中屋彦十郎 石川県金沢市片町1丁目1−29
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