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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第148号 2005年2月21日
江戸時代の薬(反鼻(はんぴ))、薬酒の楽しみかた(玄参酒(げんじんしゅ))
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「反鼻(はんぴ)」
「反鼻(はんぴ)」
マムシのことである。
マムシは沖縄を除く日本各地に生息し ている。
全長は六十センチくらいで、胴が太く、頭は大きい 三角形で、扁平なのが特徴である。
上顎の前端に管牙を持ち 、鼠やトカゲを食う。
マムシの毒は血液毒であるが、余り強くはない。
命にかかわることは少ない。
主な成分はアミノ酸、脂肪、コレステロールなどで、卵白 アルブミンより栄養価は高く、乳酸菌の増殖作用も認められ ている。
反鼻を配合した処方には赤小豆湯や伯州散がある。
滋養強壮にアルコール浸出液として内服したり、排膿に外用 されてきた。
一般的には精力剤として利用されたが、黒焼き にして外用に使われてきた。
薬酒の楽しみかた(玄参酒(げんじんしゅ))
「玄参酒(げんじんしゅ)」
玄参の細かく刻んだもの百グラム、甘味料二百グラム 焼酎一リットルにつけて約二〇日か間貯蔵する。
苦味があるが舌に心地よい薬酒ができる。
体内の諸毒を一掃して、しんから活力を賦活してくれる という。
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