中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第146号 2005年2月7日
江戸時代の薬(地竜(じりゅう))、薬酒の楽しみかた(萎ずい酒(いずいしゅ))
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「地竜(じりゅう)」
「地竜(じりゅう)」
江戸時代に最も需要のあった一つではないだろうか。
解熱剤として 広く利用されていた。
江戸の頃は普通に庶民の間で重宝されていた のではないだろうか。
陸生のフトミミズを乾燥しておき、急に 熱が出たときなどに、これを煎じて服用させたと伝えられる。
漢方では「蚯蚓(みみず)」を干した生薬を「地竜」という。
解熱作用のほかに、溶血、気管支拡張、血圧降下のさようがあると いわれ、高熱がでてひきつけたり、風邪、リュウマチ、中風、 喘息のと幅広く使われてきた。
現在でも解熱剤として発売されている。
ミミズを煎じた液には育毛効果があるといわれている。
尿路結石にも効果があるとう。
薬酒の楽しみかた(萎ずい酒(いずいしゅ))
「萎ずい酒(いずいしゅ)」
萎ずいを細かく刻んだもの百五十グラム、甘味料二百グラム、焼酎 一リットルを壜に詰め、約一ヶ月すると山吹色のとろりとした 、癖のない甘い酒ができる。
老若男女誰にもきく強壮、強精、不老長寿の薬酒で、飲みよくて 副作用がなく、安心して長く続けられる万能酒である。
(発行者)中屋彦十郎薬舗(株) 中屋彦十郎 石川県金沢市片町1丁目1−29
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