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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第141号 2004年12月30日
江戸時代の薬(インフルエンザ)、薬酒の楽しみかた(何首烏酒(かしゅうしゅ))
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「インフルエンザ」
「インフルエンザ」
江戸時代にはインフルエンザがなかったというと、どうもあった ようである。
そういう言葉も残っている。
伝染力の強い風邪を流感といつていたようである。
享保元年には江戸で一ヶ月のうちで八万人余が死亡したという。
当時の薬としては葛根湯が一般的だが、熱いうどんを食べてふとんをかぶって寝るとか、玉子酒はもちろん生姜酒も盛んに 用いられてきた。
「しょうがの皮をとってすりつぶし、味噌といっしょに鍋で熱したものを酒に加え、ひと煮立てしたら香りとともに飲む」 という具合である。
滋養をつけるためにひそかに獣肉を食した人もいたという。
薬酒の楽しみかた(何首烏酒(かしゅうしゅ))
「何首烏酒(かしゅうしゅ)」
何首烏を細かく刻んだもの百五十グラム、甘味料二百グラム 焼酎一リットル以上を壜につめ、冷暗所に二ヶ月くらいおいて 熟成させる。
カスをすてて一ヶ月以上保存すると味はさらに よくなる。
一日量は盃に三〜四杯である。
不老長寿回春強精に秘薬として中国では古くから知られて いる。
わが国では江戸時代以来広く用いられています。
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