中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第130号 2004年10月11日
江戸時代の薬(赤小豆鯉魚湯)、薬酒の楽しみかた(仙霊脾酒(せんれいひしゅ))
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赤小豆鯉魚湯
「赤小豆鯉魚湯(せきしょうずりぎょとう)
赤小豆九十グラムと約五百グラムの鯉を酢と水を半々に して一時間煎じ、まず鯉を食べてからスープを飲む。
母乳の少ない産婦には大変喜ばれたという。
小豆は消炎、利尿、緩下作用があるというので、何かと 行事には赤小豆は江戸期から使われたようである。
薬酒の楽しみかた(仙霊脾酒(せんれいひしゅ))
「仙霊脾酒(せんれいひしゅ)」
よく中国の薬酒でみかける名前である。
淫羊かく(いんようかく)百グラム、甘味料二百グラム、 焼酎一リットルで瓶にいれ二十日以上寝かせる。
淫羊かくはイカリソウのことである。
精力増強にはもってこいの薬酒である。
(発行者)中屋彦十郎薬舗(株) 中屋彦十郎 石川県金沢市片町1丁目1−29
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