中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第129号 2004年10月4日
江戸時代の薬(椿油(つばきあぶら))、薬酒の楽しみかた(黄精酒(おうせいしゅ))
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椿油(つばきあぶら)
「椿油(つばきあぶら)」
大島とアンコ娘と椿の花と椿油は江戸時代から伝えられた名物、 名産品でしょう。
椿油は整髪料、食用、医薬原料として広く 利用されている。
日本薬局方の「椿油」は冷圧法で上澄み液をとり、酸性白土に より脱色し、日光で漂白精製する。
椿の葉を塩でもみ、これを紙にのばして蒼創に貼ると、不思議な 効果があるという。
椿の種子からとる椿油は淡黄色のオレイン酸が主成分です。
頭髪に擦り込むと毛切れ、抜け毛などを防ぎ、ふけや痒みにも 効く。
薬酒の楽しみかた(黄精酒(おうせいしゅ))
「黄精酒(おうせいしゅ)」
黄精百五十グラム、甘味料二百グラム、焼酎一リットル 。
黄精は刻みを使用する。
甘味料も蜂蜜を使うと最高だ、 壜に入れ密栓して、二十日位すると熟成する。
一日量は酒盃に二杯とする。
複方酒としては黄精百グラム、白朮、地骨皮、天門冬を
等量で五十グラム配合し、総量を百五十グラムとする。
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