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「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第128号 2004年9月27日
江戸時代の薬(山田振薬)、薬酒の楽しみかた(天門冬酒(てんもんどうしゅ))
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山田振薬
「山田振薬」
婦人病の妙薬である。桂心、肉桂、白朮、木香、大黄、ぶく苓、丁字、甘草、当帰、川きゅう、黄連、黄ごん、川骨、びんろうじ、 地黄、人参など植物性の十六種の漢方薬で構成されている。
婦人の聖薬を網羅し、あらゆる婦人病にきくように工夫されている。
生理不順、冷え性、産前産後、更年期障害、疲労、 利尿剤として広く売られていたようである。
薬酒の楽しみかた(天門冬酒(てんもんどうしゅ))
「天門冬酒(てんもんどうしゅ)」
天門冬百五十グラム、甘味料二百グラム、焼酎一リットル 瓶に入れ密栓して、冷暗所に二十日ほど保存する。
久しく用いると五臓を潤し、血脈を和し心身の疲労衰弱 を除き悪疾を除くとある。
天門冬はユリ科のつる性多年草クサスギカズラの塊茎である。
抗菌作用やインタフェロン誘起作用が報告されている。
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