中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第127号 2004年9月20日
江戸時代の薬(禿鶏散(とくけいさん))、薬酒の楽しみかた(遠志酒(おんじしゅ))
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禿鶏散(とくけいさん)
「禿鶏散(とくけいさん)」
ジャショウシ四十、肉従容、五味子、トシシ、遠志各三十で構成されている。
この五味を粉末とし、よく混和して散とし 一日量十五グラムを三回に分けて酒をもって空腹時に服用 する。
あるいは酒を加えて練り薬とした製剤もあったようである。
雄鶏精強く、雌鶏に乗って終日おりず、ために 雌鶏冠啄ばまれて消えて禿げとなる。
これに名をかりて強精方剤を禿鶏散となずける。
蜀の太守呂敬大は八十歳で三子をもうけたと伝えられている。
江戸期に金沢の薬種屋で発売されていた。
薬酒の楽しみかた(遠志酒(おんじしゅ))
「遠志酒(おんじしゅ)」
遠志の刻み百グラム、甘味料(氷砂糖、蜂蜜、角砂糖) 焼酎一リットルを用意し、一升瓶に入れて冷暗所で三十日位保存する。
強精、強壮のほかに肺や気管の熱を除いて痰をきる効果 がある。
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