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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第126号 　　2004年9月13日

江戸時代の薬（家伝薬）、薬湯の楽しみかた（松湯）

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家伝薬

現在我が国では市販されている健康に関する商材は医薬品、医薬部外品、健康食品などに大別され販売されている。

近年規制緩和の名のもとに、作用の緩和な医薬品が大量に医薬部外品に分類されコンビニなどでも販売されるようになった。

わたしは医薬品と医薬部外品の中間に位置するものとして「健康薬品」という分野があってもいいのではないかと考えている。

ここには江戸時代あるいはそれ以前から利用されていた医薬品で、多くの臨床例や販売例があり死亡事故のなかった 家伝薬、売薬、家庭薬、漢方薬、民間薬などをまとめて一つの ジャンルを作り上げていくのである。

これらを薬局が届出て製造販売したり、宣伝したりできるようにするのである。

例えば民間で市販されているもので今時、癌に効くといわれても、いくら業者を信用して買ってももそれだけで治療している人はいないので、あくまでも癌治療の補助療法として 利用されているのではないだろうか。

ある程度製造、販売するものに裁量の幅を持たせないと今のように雁字搦めに規制するのはかえって時代にに逆行 し、消費者にも多くの情報は入ってこないというある意味での 情報操作になるのではないかと思う。

いずれ機会があれば、マスコミ機関にも訴えて、世論の意見を聞いてみたいものだと考えている。

薬湯の楽しみかた（松湯）

「松湯」

松の葉の部分を用いて香りを楽しむことができます。

松は精油成分としてαーピネンやテルペン類を多く含み森林浴を楽しむことができます。

鎮痛、強壮、血行促進作用があり、神経痛、リュウマチにも効果があります。

（発行者）中屋彦十郎薬舗(株)　中屋彦十郎 　 石川県金沢市片町１丁目１−２９

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