中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第125号 2004年9月6日
江戸時代の薬(和中散(わちゅうさん))、薬湯の楽しみかた(柚子湯)
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和中散(わちゅうさん)
「和中散」(わちゅうさん)
和中散は江戸時代、宿場町とともに栄えた売薬である。
食中りの薬として、旅人に広く愛用されていた。
東海道線草津の宿から、車で三十分というからかなりの距離である。
国の重文にも指定されている建造物の所有者大角家の家伝薬 である。
徳川家康の腹痛の危急を救って、家康によって命名 されたと伝えられる。
大角家が製薬をやめてから既に四十年も経つといわれるが、薬袋に書いてある効能にはかんむし、しゃく、しぶりばら、 水あたり、いずれにもよしとある。
昭和五十一年GMPという、医薬品の製造と品質に関する基準が施行されすべての製造業が十派一からげに対応させられて しまった。
多くの文化財ともいうべき家伝薬が消滅していった。
医薬部外品とか別に分類することによって残すことができなかったのか、惜しまれてならない。
薬湯の楽しみかた(柚子湯)
「柚子湯」
冬至の日に柚子湯に入る事は、今でも親しまれている薬湯の風習である。
柚子にはリモネン、、αーピネンが含まれ抗菌、消炎、血行促進作用があります。
冬至の頃になる、冷え、ひび、あかぎれ、風邪などに効力があります。
芯からリラックスできるお風呂です。
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