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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第117号 2004年7月12日
江戸時代の薬(忍術丸)、薬の作り方(シロップ剤)
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江戸時代の薬(忍術丸)
「忍術丸」
芍薬、牡蠣、甘草、黄柏、豚胆、ホミカエキス、ノイセチン、竜脳、センソから構成されている。
この処方は現代版の忍者の薬で、戦後になって生まれたものだという。
かっての忍者の薬は忍薬と呼ばれ救急薬の目的で作られたものではなかったか。
代表的な忍薬として「水渇丸」「飢活丸」が知られている。
「水渇丸」は梅肉、氷砂糖、麦角で構成されている。
「飢活丸」は人参、そば粉、小麦粉、山芋、はこべ、はとむぎ、 粳米、を粉末のして、三年間酒で寝かせて作るという。
このほかにも「万妙薬」というのがある。
忍者はつねに「虫薬」として救急の胃痛・腹痛・整腸の目的 で携帯していたと伝えられている。
薬の作り方(シロップ剤)
「シロップ剤」
蜂蜜を用いて、浸剤や煎剤を保存するものです。
蜂蜜は痛みを鎮めるのに効があり、咳止めには最適です。
子供にも適しており、数日で使いきります。
浸剤、煎剤を鍋に入れて加熱しながら、蜂蜜を加えます。
よく混ざったら、遮光瓶に入れ、日付けラベルを貼って保存します。
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