中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第107号 2004年5月3日
江戸時代の薬(興陽丹)、漢方薬膳料理(小食でも太る?)
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江戸時代の薬(興陽丹)
「興陽丹」
雄狗胆、麝香用、当門子の三味から形成されている。
海狗腎ではなく、キモである胆が原料です。
煎じて液を調製する。
これをペニスに繰り返し塗ると陰萎や早漏にいいといわれた。
津軽藩の秘薬で「一粒金丹」という製剤があるが、それは飲み薬ですが、これは塗布剤です。
当時から、精力剤もいろいろあったのですね。
漢方薬膳料理(小食でも太る?)
「小食なのに何故太るの?」
脂肪が異常に蓄積されたのが、肥満です。
脂肪の蓄積を増大させるホルモンはインシュリンです。
血糖が高くなると、脂肪細胞へ血糖を取り込み、脂肪に変えて蓄積させてしまいます。
肥満の人はインシュリンの作用が異常にたかまっているので、普通の人より脂肪合成が盛んです。
これを改善するには血中の糖を燃焼させることが大切です。
「若蘇源(じゃそうげん)」は糖分を燃焼させる働きがあり、糖尿病の方や肥満症に最適です。
ところで、脂肪を燃焼させるものに酢があります。
前にも紹介した、酢大豆なども脂肪を燃焼させるのに効果的です。
ジャガイモも太る心配のない食べ物です。
体を温め、燃焼効果を高め、血圧の高い方にもよろしいです。
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