中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第103号 2004年4月5日
江戸時代の薬(窒扶斯(チフス))、漢方薬膳料理(ドクダミ)
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江戸時代の薬(窒扶斯(チフス))
「窒扶斯(チフス)」
チフスは傷寒とよばれていた。
一種の熱病と考えられていた。
これも疫病である。
当時コレラは「三日コロリ」「鉄砲」とよばれ、吐瀉ありて三日で死ぬと恐れられた。
飲食物を介して経口感染する。
糞便と密接な関係があったようで、衛生状態の悪さが糞便の中の菌が再び口に入り流行したようである。
チフスもコレラと同じ疫病で同じように人々に恐れられた。
「寒邪に傷つけられて発症する熱病」とあり、主な症状は発熱、悪寒、無汗などです。
チフスは飢饉の年に流行したようで、当時の栄養の摂取状態と関係があったようで、社会的弱者の貧困層に多く発生した。
南天の実を煎じたり、梅干を食べたりしたくらいの対応しかできなかった。
江戸時代は伝染病に対しては、全く無力だったのですね。
それでも、幕末の動乱期を乗り越えた人達はよほど 頑健で丈夫だったのですね。
漢方薬膳料理(ドクダミ)
「花粉症」
花粉症やアレルギー体質の改善にドクダミを煎じて飲んだらいかがでしょうか。
十種の薬効があることから、じゅうやくとよばれ昔から使われています。
フラボノイド配糖体を含み血液を浄化し、解毒作用に優れているため、アレルギー体質の改善に有効です。
毛細血管を丈夫にし、動脈硬化、高血圧、鼻炎などの症状に常用するのも一法です。
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