漢方の皮膚病薬/十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
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十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)【瘍科方筌(ようかほうせん)】
和歌山県の医家・華岡青洲が荊防敗毒散から改良して用いた処方とされる。
小柴胡湯の適応する体質傾向を示し、胸脇苦満があり、化膿を繰り返すアトピー性皮膚炎や蕁麻疹、ニキビが適応する。
皮膚病患部の状態は初期が良い。炎症と化膿の間が望ましい。
軽いものは4,5日で消退する。化膿が進むと千金内托散や托裏消毒飲の適応となってくる。
さらに長引いたものは十全大補湯を用いる。
浅田宗伯は「癰疽、及び諸瘡腫、初起増寒壮熱し、疼痛するを治す」とし、荊防敗毒散より優れるとして用いた。
構成生薬
柴胡/桔梗/川窮/ 茯苓/桜皮
防風/独活
甘草/荊芥
生姜 |
各1.5g
各1g
各0.5g
各0.16g |
目標
化膿性の腫れ物が単発あるいは次々と続発するもの、痒い皮膚病、炎症と化膿の間で皮膚病の初期に用いる。食欲不振や疲労感、胸脇苦満や神経症のあるもの。
適応症
よう、せつ、ちょう、フルンクロージス、蜂窩織炎、筋炎、リンパ腺炎アレルギー性眼炎、麦粒腫 、鼻炎、蓄膿症、じんましん、水虫、皮膚炎、湿疹、ひょうそ、薬品過敏体質
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