呉茱萸湯（ごしゅゆとう）処方解説：漢方薬の通信販売

しゃっくり/呉茱萸湯（ごしゅゆとう）

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呉茱萸湯（ごしゅゆとう）【傷寒論】

呉茱萸湯は胃に冷えがあり、しゃっくり、吐き気、頭痛がするときに適応する。

冷えがあるので手足が冷える。また、体が冷えて吐き気があり、よだれを吐くものにもよい。

みぞおちが脹り、首の筋肉がかたくなる。

頭痛や吐き気は五苓散にもあるが、五苓散に呉茱萸湯に顕著な冷えはない。

よだれが多いものに人参湯をよく用いるが、人参湯に激しい頭痛はない。

呉茱萸湯の合う方は、めまいはないという特徴がある。

「穀を食して、嘔せんと欲するものは陽明に属す、呉茱萸湯之を主る」（傷寒論・陽明病篇）

「少陰病、吐利し、手足逆冷、煩躁して死せんとするものは呉茱萸湯之を主る」（傷寒論・少陰病篇）

「乾嘔して、涎沫を吐し、頭痛するものは呉茱萸湯之を主る」（傷寒論・厥陰病篇）

※個人的には味が悪く続けるのが困難だと思う。呉茱萸はどうも慣れることができない。

構成生薬

目標

冷えがあり、めまいはしないが頭痛が激しい。吐き気やよだれがあり、しゃっくりがある。

適応症

頭痛、常習頭痛、嘔吐、胃下垂症、胃アトニー症、しゃっくり、急性吐瀉、神経症

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