空せき、乾いた痰の咳/麦門冬湯(ばくもんどうとう)
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麦門冬湯(ばくもんどうとう)【金匱要略】
麦門冬湯を服用する方は顔面が紅潮するほどに咳き込む。
咳をしても痰が思うように喀出しないために激しい咳となる(大逆上気)。
しまいに声もかれてくる。
水気の少ないせきには応用できる。空咳もそうだし、痰が絡むときでも粘稠濃厚である。
風邪のときに痰切りとして柴胡剤などと併用することをお奨めする。麦門冬湯は麻黄を含まないので、よく妊婦の風邪薬として応用される。
原典では麦門冬が1日70gとなっている。その上で1日4回の服用とある。
中国は砂漠地帯もあり乾燥の度合いが日本の比ではない。その上、治療は結果を重視されることが多い。そのため生薬量は多い傾向にある。
「大逆上気、咽喉不利。逆を止め、気を下す者は、麦門冬湯これを主る。」(金匱要略)
構成生薬
麦門冬 |
10.0g |
半夏/粳米 |
各5.0g |
大棗 |
3.0g |
人参/甘草 |
各2.0g |
目標
のぼせ気味で顔が上気して赤みがかり、急迫性のせきがでて痰がきれにくいもの、顔を赤くしてはげしく咳き込み痰がきれると一応咳がおさまるものの、のどに湿りがなくのぼせるもの。
適応症
咽喉炎・喉頭炎でのどが乾燥し、イライラと異常感を生じて声がかれるもの (咽喉不利)。
感冒・気管支炎・肺炎などの解熱後も発作性咳嗽が続き、声がかれるもの。
妊娠中の咳、百日咳、内因性ぜんそく、アレルギー性鼻炎、糖尿病初期のしゃっくり、声がかれてでにくいもの
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