ネムノキは高さ十メートル近くになるマメ科の落葉高木で、本州、四国、九州に分布するほか、公園や庭木としても植えられる。
昼間開いていた葉が夜になると閉じて垂れ下がり、眠っているような姿になるところからこの名がつけられたという。
ネムの花は夏の夕方に開くところから詩歌の題材ともされた。
このネムの木の葉や枝にはタンニン、クエルシトリンなどが含まれ、漢方では「合歓皮」といっている。
内服すれば鎮痛、駆虫にも利用されてきたが、薬湯としては神経痛、リュウマチ、疝気の症状に利用される。
(作り方)一回あたりネムノキの皮二キロそのまま風呂に入れて入浴する。
葉のついた枝先三本分位を二十センチ位に切り使うとより効果的。
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