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甘茶(あまちゃ、アマチャ)
甘茶について解説
昔より甘茶の産地として有名な信州柏原では、甘未高まる9月〜10月にそこここにある甘茶畑で収穫されていた。
基源
甘茶(あまちゃ)とはユキノシタ科のアマチャの葉及び枝先である。ヤマアジサイの甘味変種である。
アマチャの生の葉は苦くて甘味はないが、発酵させると甘くなる。
(甘茶種類)
主なアマチャの他にもオオアマチャ、アマギアマチャなどがある。
葉が大きいオオアマチャは量が採れるが甘未が少なく、小葉ではあるが甘未の強いアマチャが主に越後甘茶として栽培されている。
「産地」
日本(長野、山梨、青森、富山)など。
「成分」
イソクマリン関連化合物、フラボノイド、有機酸など。
「応用」
甘味料、矯味剤、口内清涼剤。糖尿病患者の甘味料、醤油、菓子、煙草の甘味料としても利用される。
「処方」
アマチャ末として製剤に加味される。
「用法・用量」
煎剤、散剤、丸剤。1日3〜10g。
「用途」
お釈迦様の誕生日にかけて祝うあの「甘茶」である。
この甘茶を家の周りに植えておくと 病魔が入り込まないという言い伝えが江戸時代からある。
(発酵調製方法)
アマチャはユキノシタ科の落葉低木で、高さは七十センチ程度である。
用いるのは葉である。葉を摘み、水を打ちながら木桶に詰め蓋をして一昼夜置く。
発酵して湯気がでなくなったら、手で揉み天日で乾燥させる。
(甘未成分)
甘味成分はグルコフィロズルチンである、発酵するとフィロズルチンとなる。
フィロズルチンは砂糖の1,000倍の甘さがある。
(花まつりとアマチャ)
なお四月八日の灌仏会(花まつり)(別名、降誕会など)に、甘露の法雨のかわりとして甘茶を誕生仏に注ぐようになったのは江戸時代からといわれている。
医薬品などのの矯味剤として古くから使われている。
よく混同される生薬として土常山がある。
※よくお茶として用いられる生薬はこちらからどうぞ
甘茶 日本 原形 100g
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甘茶 日本 寸切 250g
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甘茶 インドネシア 生 300g
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甘茶 インドネシア 粉末 500g
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<漢方薬・生薬使用上の注意>
体質や体調により合わない場合は摂取を中止してください。
<漢方薬・生薬取扱上の注意>
- 開封後は、性質上吸湿することがありますので、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管し、なるべく早めにお召し上がりください。
- 本品は天産品ですので、色・味・においなどが多少異なることがありますが、品質には問題ありません。
- 本品には防虫・防カビのために脱酸素剤が封入されておりますが、これを本品と一緒に煎じたり、食べたりしないようご注意ください。
<生薬の煎じ方>
「煎じる」という意味は、刻んだ乾燥品を水で煮て、その成分をしみださせることです。
その煎じた汁を「煎汁」あるいは「湯液」といってこれを飲むわけです。
毎日煎じ、その日のうちに飲むのが良い。
1日量を3回分に分け、食前または食間(食事と次の食事の間の空腹時間)に服用するのが目安です。
- まず煎じる容器を用意する。
(土鍋などの焼き物か、ガラス製のものが一番いい。ホウロウびきやアルミ、アルマイトのやかんでもよいが、鉄や銅のものは避ける。)
- 容器の中へ1日分の乾燥した刻み品をバラにして入れ、水を加える。水の量は大人で普通600mlぐらいである。
- 次に火にかける。火は中火より少し弱くする。
10分か20分で沸騰してきたら火をさらに弱くして煮こぼれないようにして、軽く煮立つようにする。このとき容器のふたはとっておいてもよい。
- 容器の中の水の量が約半分に減ってきたら、火からおろし、ただちに茶こしガーゼなどで、「かす」をこして取り去る。
カスを液体の中に入れたままにしてはいけない。水の量が約半分に煮詰まるまでの時間は約40分位が最適で、そのように火加減をすると良い。
水の量が半分になったのを知るには、煎じる前に刻み品と約半分量の水を入れ、その時の水分位置を覚えておくとよい。
- 約300mlまで煎じ詰めたら、朝、昼、晩と1日3回に分けて飲んでください。1回量は約100mlです。
温かいうちに飲んだほうがいいですが、夏の暑いときなどは残りは冷蔵庫に保管し、服用前に温めなおして飲んでもよろしいです。
※粉末の場合:粉末をそのまま服用する、又は一日量に少量のお湯とハチミツを加えて練りものとすることもできます。
※お茶にする場合:お茶にする場合は加熱時間を10分程度とすることもできます。
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