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●烏梅(うばい、ウバイ)
「基源」
新農本草経の中品に収載されている。
烏梅の製造法については李時珍の本草綱目には「青梅をとって籠にもり、竈突の上で黒く薫じる。
もし藁灰のあくに浸してから蒸すならば、肥沢にして虫がつかない。」と記してあり、
現在もこの方法を踏襲しているという。
バラ科の梅の未熟果実を薫蒸して乾燥させたものである。
ウメは中国原産の樹木で、万葉集に紹介されているから、かなり古い時代に渡来したものであろう。
和名のウメは「烏梅」の音読みウメイ からきている。
ウメの花蕾は白梅花といい、種子は梅核仁という。
ウメの核には青酸配糖体のアミグダリンが含まれている。従って、青ウメを食べると中毒を起こして腹が痛むことがある。ただしこの青酸は熟するにつれて蒸散する。
「産地」中国、日本(和歌山、奈良)。
「成分」
有機酸(コハク酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸など)、オレアノール酸、
セリルアルコール、βーシトシテロールを含有する。
「応用」
清涼性収斂剤として使用する。癜風には乾姜・補骨脂と焼酎に漬け塗布する。
「処方」
烏梅丸など。
「用法・用量」
煎剤、散剤、丸剤。1日2〜5グラム。
烏梅 中国 生 500g
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烏梅 中国 刻み 500g
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烏梅 中国 粉末 500g
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<漢方薬・生薬使用上の注意>
体質や体調により合わない場合は摂取を中止してください。
<漢方薬・生薬取扱上の注意>
- 開封後は、性質上吸湿することがありますので、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管し、なるべく早めにお召し上がりください。
- 本品は天産品ですので、色・味・においなどが多少異なることがありますが、品質には問題ありません。
- 本品には防虫・防カビのために脱酸素剤が封入されております。
<生薬の煎じ方>
「煎じる」という意味は、刻んだ乾燥品を水で煮て、その成分をしみださせることです。
その煎じた汁を「煎汁」あるいは「湯液」といってこれを飲むわけです。
毎日煎じ、その日のうちに飲むのが良い。
1日量を3回分に分け、食前または食間(食事と次の食事の間の空腹時間)に服用するのが目安です。
- まず煎じる容器を用意する。
(土鍋などの焼き物か、ガラス製のものが一番いい。ホウロウびきやアルミ、アルマイトのやかんでもよいが、鉄や銅のものは避ける。)
- 容器の中へ1日分の乾燥した刻み品をバラにして入れ、水を加える。水の量は大人で普通600mlぐらいである。
- 次に火にかける。火は中火より少し弱くする。
10分か20分で沸騰してきたら火をさらに弱くして煮こぼれないようにして、軽く煮立つようにする。このとき容器のふたはとっておいてもよい。
- 容器の中の水の量が約半分に減ってきたら、火からおろし、ただちに茶こしガーゼなどで、「かす」をこして取り去る。
カスを液体の中に入れたままにしてはいけない。水の量が約半分に煮詰まるまでの時間は約40分位が最適で、そのように火加減をすると良い。
水の量が半分になったのを知るには、煎じる前に刻み品と約半分量の水を入れ、その時の水分位置を覚えておくとよい。
- 約300mlまで煎じ詰めたら、朝、昼、晩と1日3回に分けて飲んでください。1回量は約100mlです。
温かいうちに飲んだほうがいいですが、夏の暑いときなどは残りは冷蔵庫に保管し、服用前に温めなおして飲んでもよろしいです。
※粉末の場合:粉末をそのまま服用する、又は一日量に少量のお湯とハチミツを加えて練りものとすることもできます。
※お茶にする場合:お茶にする場合は加熱時間を10分程度とすることもできます。
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