●ニカワ(膠)
第三類医薬品、神農本草経の上品に収載され、一名「伝致膠」と称する。
「基源」
ウマ科のロバ、およびラバ、そのほかウシ科のウシの皮膚を水で煮て製した膠(ニカワ)である。
中国山東省産の山東阿膠が良品である。
日本産はウシ、ブタなどの皮、骨、腱、結合組織を原料として製するが、主に工業用膠(ニカワ)である。
玉阿膠は、膠の小片を熱で加えて膨らませたもので、原料膠の品質が不明のため薬用には適さない。
膠(ニカワ)は接着剤として利用されるほか、カプセル剤や座薬、ゼラチンスポンジなどの医薬品原料として応用されている。
「産地」
中国、日本など。
「成分」
膠質蛋白質のコラーゲンとゼラチン、グルチン、コンドリンなどと、その部分加水分解産物のアミノ酸などを含有する。
「処方例」
温経湯、猪苓湯、炙甘草湯、黄連阿膠湯。
「用法・用量」
阿膠は加熱すれば溶けるが、低温でゼリー状に凝固するため、煎剤に用いるときは滓をこした後に溶かしながら服用する。
タンニン酸によって沈殿するので配合に注意する。
煎剤、丸剤、散剤。1日2〜5グラム。
ニカワ(豚) 中国 刻み 500g
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