阿膠(あきょう):生薬、漢方薬の通信販売は中屋彦十郎薬局

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●阿膠(あきょう、アキョウ)

健康食品、阿膠は神農本草経の上品に収載され、一名「伝致膠」と称する。
「基源」
 ウマ科のロバ、およびラバ、そのほかウシ科のウシの皮膚を水で煮て製した膠である。中国山東省産の山東阿膠が良品である。
 日本産はウシ、ブタなどの皮、骨、腱、結合組織を原料として製するが、主に工業用膠である。
 玉阿膠は、膠の小片を熱で加えて膨らませたもので、原料膠の品質が不明のため薬用には適さない。
 膠は接着剤として利用されるほか、カプセル剤や座薬、ゼラチンスポンジなどの医薬品原料として応用されている。
「産地」
 中国、日本など。
「成分」
 膠質蛋白質のコラーゲンとゼラチン、グルチン、コンドリンなどと、その部分加水分解産物のアミノ酸などを含有する。
「処方例」
 温経湯、猪苓湯、炙甘草湯、黄連阿膠湯。
「用法・用量」
 阿膠は加熱すれば溶けるが、低温でゼリー状に凝固するため、煎剤に用いるときは滓をこした後に溶かしながら服用する。
 タンニン酸によって沈殿するので配合に注意する。
 煎剤、丸剤、散剤。1日2〜5グラム。

阿膠(あきょう) 山東産

阿膠(ロバ) 中国 山東 砕け 50g

阿膠(ロバ) 中国 山東 砕け 500g

阿膠(ウシ) 中国 砕け 500g

阿膠(ブタ) 中国 刻み 500g

阿膠(鹿角) 中国 刻み 500g

阿膠(亀板) 中国 刻み 50g
亀板を煮詰めた膠。亀板より効能が優れる。酒などに溶解して冲服する

阿膠(三千本・牛) ニュージーランド 粉末 500g

<漢方薬・生薬使用上の注意>
 体質や体調により合わない場合は摂取を中止してください。

<漢方薬・生薬取扱上の注意>

  1. 開封後は、性質上吸湿することがありますので、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管し、なるべく早めにお召し上がりください。  
  2. 本品は天産品ですので、色・味・においなどが多少異なることがありますが、品質には問題ありません。  
  3. 本品には防虫・防カビのために脱酸素剤が封入されておりますが、これを本品と一緒に煎じたり、食べたりしないようご注意ください。

<生薬の煎じ方>

「煎じる」という意味は、刻んだ乾燥品を水で煮て、その成分をしみださせることです。
その煎じた汁を「煎汁」あるいは「湯液」といってこれを飲むわけです。
毎日煎じ、その日のうちに飲むのが良い。
1日量を3回分に分け、食前または食間(食事と次の食事の間の空腹時間)に服用するのが目安です。

  1. まず煎じる容器を用意する。
    (土鍋などの焼き物か、ガラス製のものが一番いい。ホウロウびきやアルミ、アルマイトのやかんでもよいが、鉄や銅のものは避ける。)
  2. 容器の中へ1日分の乾燥した刻み品をバラにして入れ、水を加える。水の量は大人で普通600mlぐらいである。
  3. 次に火にかける。火は中火より少し弱くする。
    10分か20分で沸騰してきたら火をさらに弱くして煮こぼれないようにして、軽く煮立つようにする。このとき容器のふたはとっておいてもよい。
  4. 容器の中の水の量が約半分に減ってきたら、火からおろし、ただちに茶こしガーゼなどで、「かす」をこして取り去る。
    カスを液体の中に入れたままにしてはいけない。水の量が約半分に煮詰まるまでの時間は約40分位が最適で、そのように火加減をすると良い。
    水の量が半分になったのを知るには、煎じる前に刻み品と約半分量の水を入れ、その時の水分位置を覚えておくとよい。
  5. 約300mlまで煎じ詰めたら、朝、昼、晩と1日3回に分けて飲んでください。1回量は約100mlです。
    温かいうちに飲んだほうがいいですが、夏の暑いときなどは残りは冷蔵庫に保管し、服用前に温めなおして飲んでもよろしいです。
※粉末の場合:粉末をそのまま服用する、又は一日量に少量のお湯とハチミツを加えて練りものとすることもできます。
※お茶にする場合:お茶にする場合は加熱時間を10分程度とすることもできます。

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