苦参（くじん、クジン）：漢方薬、生薬の通信販売

●苦参（くじん、クジン）

第二類医薬品、神農本草経の中品に収載されています。
別名を「地槐」「水槐」「大槐」などと称します。

(起源)

マメ科多年草クララの根で、しばしば周皮を除く。
クララの名は苦さのためにクラクラすることに由来する。なめると残留性の苦みがある。苦みが強いものを良品とする。

(産地)

日本(長野、奈良など) 、中国 (河北省が主、そのほか山西、湖北、河南省など) 、韓国。

(成分)

主アルカロイドのマトリン、副アルカロイドのオキシマトリンのほか数種のアルカロイドを含有する。
またフラボノイドを含有する。

(炮製)

糯米の濃いとぎ汁に１晩浸し、何回もすすぎ洗いして臭いを去り、８時間ほど蒸したあと乾燥させる。

(処方例)

三物黄ごん湯、消風散、家庭薬原料。

(香り)

鼻をつくような香り

(用法・用量)

煎剤、散剤。１日1〜3g。