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十薬(ジュウヤク、じゅうやく)
十薬の解説
第三類医薬品、名医別録の下品に収載されている、中国では「魚腥草(ぎょせいそう)」、日本では「重薬、十薬、どくだみ」などと称します。
日本では一般的には漢方には用いず、民間薬として広く知られている。
「大和本草」では10種類の薬効を有しているから「十薬」というとしるされています。
薄暗い藪に足をふみいれたとたんに、顔をそむけたくなるほどの悪臭に襲われることがある。
ふみつけようものならもっと匂う、それなのに陰干しすると匂わなくなる。
ドクダミの葉には独特の臭みがあるが、料理や美容にと様々な用途で用いられている。
栽培品を天ぷらなどの料理にしたり、薬用酒にも使われている。
乾燥したものは便秘などの対策にとドクダミ茶やブレンドして健康茶となっている。
他にも、ドクダミ風呂もよく知られている。
ドクダミ科のドクダミの花期の地上部。
民間では生の葉も用います。 乾燥後も葉の緑色の残っているものが良い。
ドクダミは高さ20〜50cmの耐寒性多年生草で、生命力盛んな地下茎によって広がる。
日本各地に自生しており、日陰の湿気を含む土地でよく見かける。
5〜7月の梅雨頃、茎先に一見花びらにみえる白い四枚の総苞をつけた黄色い花穂を出す。
白い花に見える部分は葉の変形である。
薬用部分は全草である。
開花期に根ごと採取して日干しにしたものを十薬といっている。
緩下、利尿の作用がある。生薬名の十薬は十種の薬効があるところからつけられたという。
基源
ドクダミ科(Saururaceae)のドクダミ(Houttuynia cordata Thunb.)の花期の地上部。
産地
中国 (浙江、江蘇、安徽省など) 。日本(四国、長野など) 。
成分
精油約0.0005%およびフラボノイドのケルセチン、ケルシトリンなどを含有する。特異臭はデカノイルアセトアルデヒドやラウリルアルデヒドによる。
薬理作用
酢酸エチルエキスヒドロキシステロイドーデヒドロゲナーゼの阻害作用が認められその作用を持つ成分としてはケルセチンがもっとも強い。
処方例
民間的に頓用されます。
単品を煎じたものは匂いが強いため、ほかの薬草類をブレンドし健康茶としたものが多い。
魚醒草桔梗湯という処方がある。
用法・用量
煎剤を服用または外用するほか、生の葉も用いる。
1日量2〜15グラム。長時間煎じない事。
また新鮮品を用いるときは倍量にすること。外用のときは適量用いる。
応用
便秘、尿量減少、便秘に伴う吹出物に用いる。
日本では民間的に生の葉を貼るほか温剤として使用されてきた。
中国・四川、ベトナムでは蔬采として食する。
※一緒に使用される生薬はこちらからどうぞ
十薬 日本 寸切 500g
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十薬 日本 刻み 500g
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十薬 中国 寸切 500g
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十薬 中国 刻み 500g
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十薬 中国 粉末 500g
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十薬エキス末 100g
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<使用上の注意>
体質や体調により合わない場合は摂取を中止してください。
<取扱上の注意>
- 開封後は、性質上吸湿することがありますので、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管し、なるべく早めにお召し上がりください。
- 本品は天産品ですので、色・味・においなどが多少異なることがありますが、品質には問題ありません。
- 本品には防虫・防カビのために脱酸素剤が封入されておりますが、これを本品と一緒に煎じたり、食べたりしないようご注意ください。
<煎じ方>
「煎じる」という意味は、刻んだ乾燥品を水で煮て、その成分をしみださせることです。
その煎じた汁を「煎汁」あるいは「湯液」といってこれを飲むわけです。
毎日煎じ、その日のうちに飲むのが良い。
1日量を3回分に分け、食前または食間(食事と次の食事の間の空腹時間)に服用するのが目安です。
- まず煎じる容器を用意する。
(土鍋などの焼き物か、ガラス製のものが一番いい。ホウロウびきやアルミ、アルマイトのやかんでもよいが、鉄や銅のものは避ける。)
- 容器の中へ1日分の乾燥した刻み品をバラにして入れ、水を加える。水の量は大人で普通600mlぐらいである。
- 次に火にかける。火は中火より少し弱くする。
10分か20分で沸騰してきたら火をさらに弱くして煮こぼれないようにして、軽く煮立つようにする。このとき容器のふたはとっておいてもよい。
- 容器の中の水の量が約半分に減ってきたら、火からおろし、ただちに茶こしガーゼなどで、「かす」をこして取り去る。
カスを液体の中に入れたままにしてはいけない。水の量が約半分に煮詰まるまでの時間は約40分位が最適で、そのように火加減をすると良い。
水の量が半分になったのを知るには、煎じる前に刻み品と約半分量の水を入れ、その時の水分位置を覚えておくとよい。
- 約300mlまで煎じ詰めたら、朝、昼、晩と1日3回に分けて飲んでください。1回量は約100mlです。
温かいうちに飲んだほうがいいですが、夏の暑いときなどは残りは冷蔵庫に保管し、服用前に温めなおして飲んでもよろしいです。
※粉末の場合:粉末をそのまま服用する、又は一日量に少量のお湯とハチミツを加えて練りものとすることもできます。
※お茶にする場合:お茶にする場合は加熱時間を10分程度とすることもできます。
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