第3類医薬品
●蜂蜜(ほうみつ、はちみつ)
(起原)
ミツバチ科(Apidae)ヨーロッパミツバチ(Apis mellifera Linne)または、トウヨウミツバチ(A.indica Radoszkowski)がその巣に集めた蜜糖を採集したもの。ミツバチが花蜜を吸って、いったん前胃に入れ巣に帰って吐き出すため、唾液中の酵素によって花蜜中のショ糖は加水分解されて転化糖になる。濃厚な液体で色調は蜜源植物によって変わり、白蜜と黄蜜とがある。
(産地)
中国
(選品)
水分が少なく、油性があり、凝油のように濃密で、棒ですくい上げると切れずに糸状に流れ落ち続け、とぐろを巻くように重なり合い、味は甘くて酸っぱくなく、芳香をもち、きれいで夾雑物がないものを良品とする。
(貯蔵)
高温多湿の場所で保存すると発酵し、酸化しやすいため低温で気密保存する。
(成分)
転化糖、ショ糖、単糖類、アミノ酸、有機酸、ビタミンB群、アセチルコリンなど
(主治)
肺の津液を補う。乾燥性の咳嗽が続く方や乾燥性の便秘や口渇がある方。
(使用)
「傷寒論」では八味地黄丸や桂枝茯苓丸の丸薬を作る際に蜂蜜を使用している。これは矯味だけではなく補養の効果も期待している。便が硬くて出ないときは加熱して固めた蜜を坐薬として用いる(蜜煎導)。
(応用)
人参、地黄、茯苓と併せて補養薬として、甘草を炒めるときに用いて鎮咳効果を高める。
蜂蜜 日本 500g 第3類医薬品
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<使用上の注意>
体質や体調により合わない場合は摂取を中止してください。
<取扱上の注意>
- 開封後は、性質上吸湿することがありますので、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管し、なるべく早めにお召し上がりください。
- 本品は天産品ですので、色・味・においなどが多少異なることがありますが、品質には問題ありません。
- 本品には防虫・防カビのために脱酸素剤が封入されておりますが、これを本品と一緒に煎じたり、食べたりしないようご注意ください。
<煎じ方>
「煎じる」という意味は、刻んだ乾燥品を水で煮て、その成分をしみださせることです。
その煎じた汁を「煎汁」あるいは「湯液」といってこれを飲むわけです。
毎日煎じ、その日のうちに飲むのが良い。
1日量を3回分に分け、食前または食間(食事と次の食事の間の空腹時間)に服用するのが目安です。
- まず煎じる容器を用意する。
(土鍋などの焼き物か、ガラス製のものが一番いい。ホウロウびきやアルミ、アルマイトのやかんでもよいが、鉄や銅のものは避ける。)
- 容器の中へ1日分の乾燥した刻み品をバラにして入れ、水を加える。水の量は大人で普通600mlぐらいである。
- 次に火にかける。火は中火より少し弱くする。
10分か20分で沸騰してきたら火をさらに弱くして煮こぼれないようにして、軽く煮立つようにする。このとき容器のふたはとっておいてもよい。
- 容器の中の水の量が約半分に減ってきたら、火からおろし、ただちに茶こしガーゼなどで、「かす」をこして取り去る。
カスを液体の中に入れたままにしてはいけない。水の量が約半分に煮詰まるまでの時間は約40分位が最適で、そのように火加減をすると良い。
水の量が半分になったのを知るには、煎じる前に刻み品と約半分量の水を入れ、その時の水分位置を覚えておくとよい。
- 約300mlまで煎じ詰めたら、朝、昼、晩と1日3回に分けて飲んでください。1回量は約100mlです。
温かいうちに飲んだほうがいいですが、夏の暑いときなどは残りは冷蔵庫に保管し、服用前に温めなおして飲んでもよろしいです。
※粉末の場合:粉末をそのまま服用する、又は一日量に少量のお湯とハチミツを加えて練りものとすることもできます。
※お茶にする場合:お茶にする場合は加熱時間を10分程度とすることもできます。
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