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●茴香(ういきょう)
産地
ウイキョウはセリ科ウイキョウの成熟果実。大回香に対し「コウイキョウ」と称している。
欧州各地、わが国ではおもに長野、新潟、北海道に産する。
形状
生薬の外観、色沢、大きさは品種、産地、採取期の相違により変化があります。
一般に長さ4〜6mm、太さ3mm内外のほぼ円筒形の2個の分果からなり、外面緑色〜黄色、平滑で基部に短柄あり、頂に花柱の残基をつける。
果実は二個に分離しやすい。苦味はほとんんどなく芳香性で極めて甘いが、種によっては苦味がありわずかに甘いものもある。
品質
精油定量。50グラム中1.5ml以上 (良品は4〜5%をを生ずる) 黄緑色で芳香強いものが良い。
褐色ないし暗褐色のものは二等品です。色沢、大きさ、成熟度が均等のものほど良い。
成分
精油2〜6%、蛋白質20%、脂肪油12〜18%。
精油成分としてはアネトール、アニスアルデヒド、アニス酸、フェンコンが主成分です。
利用
南アジア地域では食後に食べる習慣がある。独特の芳香がある。
応用
芳香剤、駆風剤、ウイキョウ油の原料、香味料、アンモニアウイキョウ精の製造に利用されます。
処方例
安中散。
用法・用量
散剤、煎剤、油剤。1日1〜3グラム。0.1〜1.0グラム (末) 。
茴香(小) 中国 生薬 500g
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茴香(小) 中国 粉末 500g
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<漢方薬・生薬使用上の注意>
体質や体調により合わない場合は摂取を中止してください。
<漢方薬・生薬取扱上の注意>
- 開封後は、性質上吸湿することがありますので、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管し、なるべく早めにお召し上がりください。
- 本品は天産品ですので、色・味・においなどが多少異なることがありますが、品質には問題ありません。
- 本品には防虫・防カビのために脱酸素剤が封入されております。
<生薬の煎じ方>
「煎じる」という意味は、刻んだ乾燥品を水で煮て、その成分をしみださせることです。
その煎じた汁を「煎汁」あるいは「湯液」といってこれを飲むわけです。
毎日煎じ、その日のうちに飲むのが良い。
1日量を3回分に分け、食前または食間(食事と次の食事の間の空腹時間)に服用するのが目安です。
- まず煎じる容器を用意する。
(土鍋などの焼き物か、ガラス製のものが一番いい。ホウロウびきやアルミ、アルマイトのやかんでもよいが、鉄や銅のものは避ける。)
- 容器の中へ1日分の乾燥した刻み品をバラにして入れ、水を加える。水の量は大人で普通600mlぐらいである。
- 次に火にかける。火は中火より少し弱くする。
10分か20分で沸騰してきたら火をさらに弱くして煮こぼれないようにして、軽く煮立つようにする。このとき容器のふたはとっておいてもよい。
- 容器の中の水の量が約半分に減ってきたら、火からおろし、ただちに茶こしガーゼなどで、「かす」をこして取り去る。
カスを液体の中に入れたままにしてはいけない。水の量が約半分に煮詰まるまでの時間は約40分位が最適で、そのように火加減をすると良い。
水の量が半分になったのを知るには、煎じる前に刻み品と約半分量の水を入れ、その時の水分位置を覚えておくとよい。
- 約300mlまで煎じ詰めたら、朝、昼、晩と1日3回に分けて飲んでください。1回量は約100mlです。
温かいうちに飲んだほうがいいですが、夏の暑いときなどは残りは冷蔵庫に保管し、服用前に温めなおして飲んでもよろしいです。
※粉末の場合:粉末をそのまま服用する、又は一日量に少量のお湯とハチミツを加えて練りものとすることもできます。
※お茶にする場合:お茶にする場合は加熱時間を10分程度とすることもできます。
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