●天麻(テンマ、てんま)
「第二類医薬品」
神農本草経の上品に赤箭(せきせん)の原明で収載され、開宝本草に天麻の名で収載されている。
「基源」
ラン科のオニノヤガラの根茎の外皮を去り湯通しして乾燥したものである。自生品であるが、栽培品も出回る。
雑木林に生える腐生ランの一種で塊茎でナラタケの菌糸と共生して栄養分を作るため、オニノヤガラには葉緑素はない。
茎も黄赤色で背丈1mに直立している。赤っぽい棒状の様子を鬼の用いる矢に例えて「鬼の矢柄」と呼んでいる。
地下には長径が10cmの扁平で楕円形の塊茎ができる。
「産地」
中国(雲南、四川、貴州、湖北省など)。雲南省昭通産のものが良品とされる。日本各地、台湾。
「成分」
バニリールアルコール、バニリン、微量のビタミンA。
「処方例」
沈香天麻湯、半夏白朮天麻湯など。
「用法・用量」
煎剤、丸剤、散剤。1日1.5〜3.0g。
天麻 中国 刻み 500g
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天麻 中国 粉末 500g
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