●真珠(しんじゅ、シンジュ)
第三類医薬品、開宝本草に真珠の原名で収載されている。
「基源」
軟体動物のウグイスガイ科のアコヤガイ、クロチョウガイなどの外套膜組織中に意図的に形成された顆粒状物質。
ウグイスガイ科のアコヤガイの養殖真珠が有名である。
イシガイ科のヒレイケチョウガイも使用されている。
養殖品、天然品を問わず粒が細かい装飾用にならない「シジミ真珠」を薬用とする。
貝殻の内部にある外套膜が、異物にも膜の層を形成し、球状の真珠を作る。
この核の部分を真珠または珍珠という。真珠末は中心核に貝殻を使用しているので、
その部位が混入しないように球体の周囲を削るように粉末化している。
「産地」
海産珍珠:中国、台湾、日本など。淡水産珍珠:中国。
「成分」
炭酸カルシウム約90%、有機物5.7%、有機物中のアミノ酸はロイシン、メチオニン、アラニン、グリシン
グルタミン酸、アスパラギン酸など。
「薬味、薬性」
甘、鹹、寒。
「応用」
真珠入りの化粧品もある。真珠層を珍珠母という。
「用法・用量」
散剤。丸剤。丸剤。1日0.3〜1g。
※粉末画像
真珠(ヒレイケチョウガイ) 中国 粉末 50g
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真珠(ヒレイケチョウガイ) 中国 粉末 100g
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真珠(ヒレイケチョウガイ) 中国 粉末 500g
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