縮砂（しゅくしゃ、シュクシャ）：漢方薬、生薬の通信販売

●縮砂（しゅくしゃ、シュクシャ）

第三類医薬品、開宝本草に収載されています。

(起源)

ショウガ科の種子団塊。Amomum xanthioides Wallich を基原とする。砂仁（しゃにん）ともいう。

(産地)

中国南部、ベトナム北部、タイ、インド

(成分)

精油を1.7〜3%含有する。果皮を除いた種子槐で香味の強いものがよい。

(処方例)

安中散、分消湯など。

(用法・用量)

煎剤。1〜6グラム。粉末を芳香健胃薬として胃腸薬に配合する際には1日量1グラムとします。

(類似生薬)

1. 中国では「陽春砂」と称されるものは雲南省で多くみられる。 陽春砂は中国広東省陽春に産することに由来する。
   そのほかにも「海南殻砂」がある。ベトナムやタイでとれる陽春砂仁が上質とされている。
2. 日本産は「伊豆縮砂」がある。白手と黒手があり、黒手種は種子の皮を剥いで除いたもので、ハナミョウガおよびアオノクマタケランの種子である。三重、熊本などに産する。
   一般にハナミョウガの種子が真正品で品質も良い。白手種は種子の子衣を伴い、ゲットウ(月桃)の種子で品質は良くない。台湾産の砂仁も流通している。

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