●芍薬(しゃくやく、シャクヤク)
第二類医薬品、芍薬は神農本草経の中品に収載されています。
古くは白花を「白芍」、赤花を「赤芍」と称したこともありましたが、現在では外皮を除去して乾燥したものを白芍 、外皮つけたまま乾燥したものを赤芍と称しています。
日本では、外皮を除去し湯通しして乾燥したものを「真芍」と言っています。
(起源)
- ボタン科の芍薬、シベリア芍薬の根である。
芍薬は加工方法によって、通常コルク皮を除去して乾燥したものを「白芍」、コルク皮を除去し湯通しして乾燥したものを「真芍」と称します。
赤芍は中国ではほかにベニバナヤマシャクヤク(東北、河北、内蒙古に産し「山芍薬」。「草芍薬」とも称する。) や川芍薬、川赤芍の根が用いられます。
- そのほか日本では、「山芍薬」と称する商品がありヤマシャクヤクの根で品質はよくない。
四国などの野生品を採集する。現在は市場性はない。
(産地)
中国 (内蒙古、浙江、安徽、河北、四川などの各省) 、日本(奈良、北海道、長野、島根、静岡の各県) 。
(成分)
モノテルペン配糖体のペオニフロリン、オキシペオニフロリン、ベンゾイルペオニフロリン、アルビフロリンなどを含有するほか、タンニン、ショ糖なども含まれている。
「第13改正日本薬局方」では乾燥重量でペオニフロリン2%以上を含むものと規定されています。
独特の酸が強い香り
(鑑別)
牡丹皮と似ていてシャクヤクはボタン科に属する。花も根も似ているためよく比較される。カオヨグサともいう。
芍薬は根がまっすぐのものがよく、曲がっていない方がいい。
(処方例)
当帰芍薬散、黄ごん湯、芍薬甘草湯、桂枝湯など。
(用法・用量)
主として漢方処方配合薬。散剤。煎剤。1日2〜6グラム (6〜16グラム)。粉末の最大分量は2g 。
芍薬 中国 刻み 皮付き 500g
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芍薬 中国 湯通し・刻み 真芍 500g
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芍薬 日本種中国産 刻み 500g
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芍薬 中国 丸切 500g
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芍薬 日本 大和 刻み 500g
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芍薬 日本 大和 丸切 500g
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芍薬 日本 大潟 上・刻み 500g
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芍薬 日本 大潟 刻み 500g
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芍薬 中国 粉末 500g
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赤芍 中国 粉末 500g
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