●川きゅう(センキュウ)
第二類医薬品、神農本草経の上品に「窮芎」の原名で収載されています。
図経本草のなかで「関陝、川蜀、江東の山中に多くあるが、蜀、川の産がすぐれている。」といい、一般に四川省産の窮芎が良質で有名であったことから「川芎」のなが通用されるようになった。
(起源)
- 日本産:セリ科のセンキュウの根茎を通常湯通しして乾燥したもの。
本種はすべて栽培品である。
東南アジアの市場ではこれを「日芎」と称する。
もともと江戸期に中国から移植し栽培化したもので現在北海道東北地方、奈良県などで栽培されていますが結実しないためその植物分類学的位置がいまだ確定せず、牧野博士のなずけた学名が正しいかどうか不明である。
- 中国産:セリ科のligusticum chuanxiong HORTORUMの根茎を乾燥したもの。
以前中国産はL.wallichi FRANCHETであるとされていた。
HORTORUMの名がしめすように本種もまた、栽培植物からの命名です。
(産地)
日本産は主として北海道、東北地方。江戸時代には九州で栽培されていましたが、そのご東北地方に移り「仙台川芎」のなが高まった。
しかし、現在ではほとんど北海道です。中国産の川芎は四川省で主産、近年吉林省でも栽培されています。
(成分)
精油12%中に、リグスチリド、ブチリデンフタリド、ブチルフタリド、ネオクニギリド、クニジリド、セダノリド、センキュウノリドなどが含まれています。
(処方例)
芎帰膠艾湯、当帰芍薬散、四物湯など。
(用法・用量)
煎剤、散剤、1〜5g (3〜9g) 。
川きゅう 日本種中国産 刻み 500g
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川きゅう 日本産 刻み 500g
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川きゅう 日本産 丸切 500g
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川きゅう 日本産 粉末 500g
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