●センブリ(せんぶり、当薬)
第三類医薬品、当薬は別名をセンブリといい、室町末期頃に漢訳「胡黄連 (こおうれん) 」の代用として開発された民間薬です。 中国の本草書にはセンブリや同属植物を薬用にした記事は全くみられません。センブリは千回振り出しても苦いといわれるので、なが付けられたとも言われます。
センブリに「当薬」という漢字をあてたのは、この苦味生薬が「当に薬とすべし」ともいわれています。
(起源)
リンドウ科のセンブリの開花期の全草。かって「第5改正日本薬局方」まではムラサキセンブリも起源植物とされていましたが、苦味が弱く市場性が低いので削除されました。
(産地)
日本(長野、岩手、山形、秋田、福島、石川、福井、香川県などの野生種) 。現在は長野県の栽培品もある。
(成分)
苦味配糖体 (スエルチアマリン、スエロシド、ゲンチオピクロシドなど) 、キサンチン誘導体 (ベリヂフォリン、スエルチアニン、ノルスエルチアニンなど)
、フラボノイド (スエルチシン、スエルチアジャポニンなど) 、オレアノール酸、ゲンチアニンなどを含有する。
(効能)
胃弱,食欲不振,胃部・腹部膨満感,消化不良,食べ過ぎ,飲み過ぎ,胃のむかつき
(処方例)
センブリ重曹散。家庭薬に配合されます。
(用法・用量)
煎剤として0.3〜1.5g。粉末として1日量500mg〜1000mg、常用量は100〜200mg。
センブリ 日本産 原形 20g
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センブリ 日本産 原形 100g
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センブリ 日本産 原形 500g
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センブリ 日本産 粉末 100g
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センブリ 日本産 粉末 500g
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