●山帰来(さんきらい、サンキライ)、ばっかつ
第二類医薬品、「本草綱目」の草部に「土茯苓」の名で収載され、別名を「草禹余糧」などという。
日本では和方書に「山帰来」の名でのっている。尿量減少に用いる。
(起源)
ユリ科のサルトリイバラの塊茎。捨てられた病人が山から帰ってきた逸話からこの名がある。
(産地)
中国 (広東、湘南、湖北、浙江、四川、安徽省など) 。
(成分)
フラボノイドのジスチリン、アスチルビン、エンゲリチンなどを含有する。
(香り)
弱い香り。
(鑑別)
茯苓と形が似ていることから土茯苓とよばれるが、植物学的には全く異なるものである。混同しないように注意したい。
山帰来には外皮が淡褐色で内側が白色で繊維質でないものがよい。繊維質で内側の硬い赤片とやわらかい白片とがある。
白片が好まれる傾向がある。
(処方例)
香川解毒剤。八味帯下丸。その他家庭薬製剤に配合されてます。
(用法・用量)
煎剤。散剤。1日4〜10グラム。
(類似生薬)
日本では山帰来としてサルトリイバラの根茎をあてていますが、中国では本種を「ばっかつ」にあてています。
山帰来(白) 中国 刻み 500g
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山帰来(赤) 中国 刻み 500g
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山帰来(白) 中国 丸切 500g
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山帰来 中国 粉末 500g
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