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●黄柏 (おうばく)
第二類医薬品 黄柏は神農本草経の中品に収載されています。
(起源)
- 日本産:ミカン科のキハダ及びその変種 (オオバキハダ、ヒロハノキハダ、ミヤマキハダ)のコルク層を除いた樹皮、日本市場品はキハダ、およびヒロハノキハダが多い。
- ミカン科のキハダと称する。およびシナキハダの樹皮。茎葉にはミカン科独特の臭気がある。
キハダの名は樹皮を剥ぐと内側が黄色いことを表している。
この内皮は古くから黄色染料として用いられていた。この染料には防虫作用があるため、中国ではかって黄柏で染めた黄紙用いられたといわれる。
樹皮にはアルカロイドのベルベリン、パルマチン、マグノフロリンや苦味トリテルペノイドのオーバクノン、リモニンなどが含まれる。
黄柏を使用した家庭薬は多く
奈良の陀羅尼助、信州のお百草、山陰の練熊が良く知られている。
陀羅尼助の名は陀羅尼経のをよむ時に眠気防止に利用されたことによるといわれる。
とくに、「下焦の湿熱」の対して使用している。
黄柏末を酢で練って塗布することもある。
(産地)
日本(北海道、新潟、長野、岐阜、群馬、鳥取など) 。韓国、中国 (東北諸省四川、湖北、貴州、雲南など)
(成分)
アルカロイド (1〜3%){(ベルベリン局方1.0%以上) パルマチン、フェロデンドリン}を含有する。このほ
か苦味成分のオーバクノン、リモニンステロイドのβ-シトステロール、カンペステロール、7-ヒドロスチグマステロールなどが存在する。
(香り)
落ち着きのある和の香り。
(応用)
黄色の染料として用いる。粘性があるので染めにくい繊維にも染み込む。
(処方例)
黄連解毒湯、柴胡清肝湯、温清飲、荊芥連翹湯など。家庭薬の原料として利用される。木曾の「百草」、奈良の「陀羅尼助」、鳥取の「練熊」など健胃薬として利用される。粘液が多く粉末を水でとくと粘る。
(用法・用量)
煎剤、散剤、丸剤、ハップ剤など。1日1〜6グラム、0.5〜3グラム。
キハダはミカン科の落葉高木キハダの黄色い内皮のことです。
家庭薬として古くから知られています。
また、漢方では黄檗 (黄柏・おうばく) として処方に配合されています。
石川県の能登地方にもよく見かけられる高木で、これも黄連と同様に売買の対象になります。
その他の地方としては北海道、岐阜、長野、新潟 広島、熊本県などに産します。
外側のコルク層を剥いで、内側の皮を取り出し乾燥します。10キロ単位なら売買の対象になります。
陀羅尼助 (だらにすけ) 、お百草、練熊 (ねりくま) という名前で売られていますが、現在も薬として存在します。
この他に、湿布薬にも配合されます。
金沢地方では「ばか」とか「あほ」に似た言葉に「だら (陀羅) 」 という方言がありますが、問題外のことを指した言葉ですが、このはなはだしく苦いキハダを原料にした「陀羅尼助」が語源かもしれません。
黄柏 中国 刻み 500g
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黄柏 日本 刻み 500g
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黄柏 中国 粉末 500g
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黄柏 日本 粉末 500g
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