麻黄根(マオウコン、まおうこん):漢方薬、生薬の通信販売

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●麻黄根(マオウコン、まおうこん)

健康食品
麻黄根は古来より地上部とは逆の作用があるとされる。
神農本草経の中品に収載されている。

(起源)

マオウ科マオウは中国北部や蒙古地方の砂地に自生する草状の常緑小低木で、高さは30〜70cm。
本邦には自生しない。根茎は木質で赤褐色、細長い茎はトクサににていて分岐する。
雌雄異株。夏になると小さい卵形の単性花をつける。雌花は裸の胚珠をもち、種子は長卵形で黒褐色だ。
薬用になるのは地上茎。秋に地上の茎を刈り取り、日陰で乾燥させると青く仕上がる。
これを1〜2cmに刻んだ生薬を麻黄という。麻黄の成分はアルカロイドで特にエフェドリンは有名である。
漢方薬のなかで最も早く有効成分が確認された。これを発見したのは日本人の薬学者である。

(産地)

中国 (山西、内蒙古、東北緒省、華西地区など) 。モンゴル人民共和国、パキスタン、アフガニスタン。

(応用)

麻黄(地上部)は発汗、鎮静、去痰薬として、皮膚の排泄機能障害による呼吸困難、喘咳悪寒、身体疼痛、骨折痛などに応用する。喘息のような呼吸困難や咳、そして体が痛かったり全身が黄ばんで浮腫があるような場合に、麻黄は欠かせない。節と節の間の部分に発汗作用があり、節と根に止汗作用がある。

(処方例)

麻黄(地上部)は葛根湯、麻黄湯、麻黄附子細辛湯、麻杏甘石湯、越婢加朮湯など20を越える処方に配合される。

(用法・容量)

煎剤、散剤。1日1〜3グラム。

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<使用上の注意>
 体質や体調により合わない場合は摂取を中止してください。

<取扱上の注意>

  1. 開封後は、性質上吸湿することがありますので、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管し、なるべく早めにお召し上がりください。  
  2. 本品は天産品ですので、色・味・においなどが多少異なることがありますが、品質には問題ありません。  
  3. 本品には防虫・防カビのために脱酸素剤が封入されておりますが、これを本品と一緒に煎じたり、食べたりしないようご注意ください。

<煎じ方>

「煎じる」という意味は、刻んだ乾燥品を水で煮て、その成分をしみださせることです。
その煎じた汁を「煎汁」あるいは「湯液」といってこれを飲むわけです。
毎日煎じ、その日のうちに飲むのが良い。
1日量を3回分に分け、食前または食間(食事と次の食事の間の空腹時間)に服用するのが目安です。

  1. まず煎じる容器を用意する。
    (土鍋などの焼き物か、ガラス製のものが一番いい。ホウロウびきやアルミ、アルマイトのやかんでもよいが、鉄や銅のものは避ける。)
  2. 容器の中へ1日分の乾燥した刻み品をバラにして入れ、水を加える。水の量は大人で普通600mlぐらいである。
  3. 次に火にかける。火は中火より少し弱くする。
    10分か20分で沸騰してきたら火をさらに弱くして煮こぼれないようにして、軽く煮立つようにする。このとき容器のふたはとっておいてもよい。
  4. 容器の中の水の量が約半分に減ってきたら、火からおろし、ただちに茶こしガーゼなどで、「かす」をこして取り去る。
    カスを液体の中に入れたままにしてはいけない。水の量が約半分に煮詰まるまでの時間は約40分位が最適で、そのように火加減をすると良い。
    水の量が半分になったのを知るには、煎じる前に刻み品と約半分量の水を入れ、その時の水分位置を覚えておくとよい。
  5. 約300mlまで煎じ詰めたら、朝、昼、晩と1日3回に分けて飲んでください。1回量は約100mlです。
    温かいうちに飲んだほうがいいですが、夏の暑いときなどは残りは冷蔵庫に保管し、服用前に温めなおして飲んでもよろしいです。
※粉末の場合:粉末をそのまま服用する、又は一日量に少量のお湯とハチミツを加えて練りものとすることもできます。
※お茶にする場合:お茶にする場合は加熱時間を10分程度とすることもできます。

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