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●麻黄(まおう)
第A類医薬品、
麻黄は神農本草経の中品に収載されている。
(起源)
マオウ科マオウは中国北部や蒙古地方の砂地に自生する草状の常緑小低木で、高さは30〜70cm。本邦には自生しない。根茎は木質で赤褐色、細長い茎はトクサににていて分岐する。雌雄異株。夏になると小さい卵形の単性花をつける。雌花は裸の胚珠をもち、種子は長卵形で黒褐色だ。薬用になるのは地上茎。秋に地上の茎を刈り取り、日陰で乾燥させると青く仕上がる。これを1〜2cmに刻んだ生薬を麻黄という。麻黄の成分はアルカロイドで特にエフェドリンは有名です。生薬のなかで最も早く有効成分が確認された。これを発見したのは日本人の薬学者・長井長義氏である。
(産地)
中国 (山西、内蒙古、東北緒省、華西地区など) 。モンゴル人民共和国、パキスタン、アフガニスタン。
(成分)
アルカロイドを0.3〜1.5%含有し、エフェドリン、プソイドエフェドリン、ノルエフェドリン、ノルプソイドエフェドリン、メチルエフェドリンなどを含有する。
(処方例)
葛根湯、麻黄湯、麻黄附子細辛湯、麻杏甘石湯、越婢加朮湯など多くの処方に配合される。
(用法・容量)
煎剤、散剤、外用剤。1日1〜3グラム。
麻黄 中国 刻み 500g 税込価格 4,400円
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