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キョウーレオピン,レオピンファイブ<第3類医薬品>
製剤解説
キョーレオピンは2ml中にニンニク抽出液1.73ml、肝臓分解エキス100mg、ビタミンB1塩酸塩20mg、ビタミンB12 2μgを含有した製剤です。
レオピンファイブは2ml中に人参エキス200mg、牛黄チンキ0.6mg、ビタミン塩酸塩20mg、ニンニク抽出液1.6mlを含有した製剤で内用成分の説明は下記の通りです。
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にんにく (大蒜)
ニンニクは学名をAlliumSutivumといい植物学者のリンネがニンニクを意味するラテン語Alliumを属名に栽培を意味するSativumを種名にしたものです。その学名が示すようにニンニクは古くから栽培されていたようです。世界各国で栽培されていますが大きくわけて
(1) アジア型 (2) ロシア型 (3) ヨーロッパ型 (4) ヨーロッパII型 (5) ユーゴスラビア型にわけられます。
ニンニクの採取地で興味のあるは中国、タイ、日本、アジア地域で栽培されているニンニクは全く同じパターンを示し、ヨーロッパで栽培されているニンニクとは全く異なるということです。
さらに興味深いのは最近中央アジアで採取されたニンニクの中に種子を作る能力を有した系統が発見されています。このような生殖能力を有したニンニクを「稔性ニンニク」とよばれています。このように、ニンニクの故郷は中央アジア地域で元来は種子をつける能力を持ち自然交配によって種々の性質をもった多様なニンニクが存在していた事がわかります。
ニンニクは中国では大蒜と呼ばれわが国では室町時代「ニンニク」とよばれるようになりました。「ニンニク」は仏教用語で「忍辱」-強烈な匂いを耐え忍ぶという説があります。
元々は花を咲かせ、種子を繁殖させていたニンニクが長い年月の経過によってリン片を種子として栽培が行われています。
大きな球をつくるために花を咲かせず種子をつけさせないで栽培されます。通常は9月から10月上旬に植付け翌年6月頃に収穫されます。
本剤に使われている「熟成ニンニク」は生ニンニクを長時間抽出・熟成してつくられます。水溶性イオウ化合物が豊富であり脂溶性イオウ化合物含量は低いのです。長時間の抽出、熟成過程で新規成分が生成する揮発性イオウ化合物のためニンニク特有の匂いは殆どなくなります。
ニンニクとはアリシンに関することがすべてと思われた節があります。「ニンニク臭」のもとになるアリシンなど油に溶ける成分が研究されていた時代もありましたが最近では水に溶ける成分が主体となる時代になってきました。「熟成ニンニク」は生ニンニクを長時間抽出・熟成して作られます。水溶性イオウ化合物が豊富であり、脂溶性イオウ化合物の含量はすくない。長時間の抽出・熟成過程で稔加反応が進行し、新規成分が生成する揮発性イオウ化合物が低いため、ニンニク特有のニオイは殆どありません。「生のニンニク」は殆ど匂いしませんが、切ったり、つぶしたり、おろしたりすると匂いがするのは生ニンニクに含まれている有機イオウ化合物が揮発性がないからです。
生ニンニクに含まれているアリインやメチインとそれらを分解する酵素アリイナーゼがニンニクの細胞のなかで別々の場所にふくまれているからなのです。ニンニクの細胞の中でアリインとメチインは「葉肉貯蔵細胞」とよばれる部屋に酵素は「維管束鞘細胞」とよばれる部屋に入っています。アリインとメチインがアリイナーゼと接触し匂いの発散反応が開始されるわけです。
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ニンニクの匂い成分
生ニンニク中の無臭成分アリインは生ニンニクに存在する酵素アリイナーゼによってたちまちにしてアリシンという不安定な化合物に変換され、その後次々と起こる化学反応によって、さまざまな匂い成分が生成されます。
代表的なニオイ成分がアリルスルフイドやビニルジチインと呼ばれる一群の「揮発性有機化合物」です。ニンニクの成分にはニンニク臭を有する「揮発性の有機イオウ化合物」以外にも多くの化合物が明らかにされています。
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有機セレニウム化合物
生ニンニクには有機セレニウムが含まれています。セレニウム解毒酵素であるためグルタチオンペルオキシダーゼを構成する微量金属として、人の体のなかで重要な役割をになっています。
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サポニン類
生ニンニクにはサポニン類が含有されています。ニンニクではステロイドサポニンが発見されています。
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その他
アリキシンは変異原抑制効果が報告されています。フラクタンはイヌリン構造を有する水溶性多糖類で生ニンニクの組成成分でもっとも含量の高い成分です。また、ニンニクの糖蛋白成分には免疫組織での活性が報告されています。
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薬用人参
高麗人参の皮をはいだ白参が利用されています。高麗人参にはサポニンをはじめいろいろな成分がバランスよく働いていて、人間の体を正常に向かわせるという働きがあります。その作用は、体に働きかけてホルモンのバランス、特に重要な副腎皮質ホルモンの分泌の調節作用によって体働きを正常に保つ働きがあります。高麗人参の主成分はサポニンですがそのなかでもジンセノサイドというサポニンは疲労の回復促進作用や脳の働きを興奮させてやる気をおこさせる働きがあります。このように高麗人参には鎮静作用と興奮作用をしめす二種の成分がはいっているといわれ独特の薬効を発揮するもとになっています。また、「虚労」といって一晩睡眠をとっても前日の疲労がとれない状態を改善する効果があるといわれます。「精清」
(せいせい) といって精液中に精子がすくなく、そのために精液の外見が透明になっている場合があります。この症状は「乏精子症」といわれる症状でこれらの男性に高麗人参を投与して、精子数が増加したという報告があります。高麗人参は精子の製造工場である睾丸で精子を生産するための細胞分裂を活発にする作用があるといわれています。内臓の調子が整い「精清」を改善して濃厚な精液がたまれば、男性としてのやる気もでてきます。
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牛黄
神農本草経の上品に収載されています。
起源 |
ウシ科のウシの胆嚢または胆管中にできた結石で、苦味のなかにわずかに甘味のあるものが良品。 |
産地 |
オーストラリア、北米、南米、ヨーロッパ、インド、アフリカなど。オーストラリア産が品質優良、次いで北米、南米でインド産は劣品です。 |
成分 |
胆汁酸のコール酸 (5〜11%) 、デオキシコール酸 (2%) 、ケノデオキシコール酸 (0.6〜1.7%) 、胆汁色素のビリルビン、ビリベルジン、などのほか、コレステロール、レシチン、脂肪酸、アミノ酸
(タウリンなど) を含有する。 |
薬理作用 |
造血、胆汁分泌促進、鎮静。平滑筋収縮。抗炎症 (ペプチド性物質) 。強心作用。 |
応用 |
鎮痙、鎮静、解熱、解毒、強心、利胆薬として、熱病。心悸亢進、中風のかたに応用される。心臓・循環器系に対する牛黄の作用としては元富山大学の岩城利一郎教授などが一連の動物実験を行った結果、かなり確実で持続的な血圧低下作用があり、心臓に対しては多少興奮させる傾向があるということです。岩城博士は、牛黄に毛細血管拡張作用と抗アドレレナリン作用
(アドレナリンには血圧を上げる作用がある) があるといい、血圧が下がるのはそのためではないかと推測しています。一方、鎮痙作用、つまり痛み止めの作用については、やはり富山大学の木村正康教授によると、それほど強いものではないが鎮痙効果があり、その作用の中心はデスオキシコール酸にあるとのことです。またビリルビンを大量に含むところから、赤血球新生促進作用があるのではないかと考えられています。牛黄はすべての心臓疾患にきくというわけではありませんが、確実にいえることは、高血圧、過労による息切れ、動悸には非常によく効くということです。三週間から二三ケ月連用すると、階段の昇り下りが楽になった、体が軽くなったという報告もあります。また、肝臓の解毒機能を高め、二日酔いを防ぐために大変良いということです。気管支喘息の人に小青龍湯と牛黄を一緒に使うと小青龍湯の場合だけよりも自然治癒力を高め効果が優れているということです。 |
処方例 |
牛黄清心丸。六神丸。 |
用法・用量 |
丸剤、散剤、外用剤。1回0.1〜0.5グラム。 |
参考 |
起源はインドと思われる。現在、中国では、牛や豚の胆汁から人工牛黄を製造し代用にしているという。 |
キョーレオピン 60ml*4
メーカー希望売価 9,700円を
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レオピンファイブ 60ml*2
メーカー希望売価11,000円を
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キョーリックキャプレット 200錠
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レオピンファイブ 4本入り
メーカー希望売価 19400円を
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